インテリアデコレーションエクセルシアーの基礎知識
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190・ペンダントライト天井から吊り下げるタイプの照明器具で、コードやチェーン、ワイヤーなどを利用したデザインのものがある。テーブルの上など局部を集中的に照らすことや、複数を用いて部屋全体の照明にすることもある。・ブラケット壁に取り付ける照明器具のこと。間接照明が中心。・スタンド置型の照明器具をいう。床に直接置くタイプのフロアスタンド、デスク用のデスクスタンド、テーブルの上に置いて使用するテーブルスタンドなどがある。雰囲気づくりには欠かせない。・フットライト足下を照らす照明器具をいう。玄関や廊下、階段などをはじめ、寝室などにも取り付ける。人の熱に反応して自動的に点灯する人感センサー式のものやコンセントに差し込むものなどがある。照明器具の基礎知識と種類照明には主照明と補助照明がある。主照明は第?章7でも述べた「全般照明」のことであり、部屋全体を照らす主要な照明のことをいう。人間が生活するうえで必要な照明は、空間を全体的に照らすものと、作業する場所などの特定の場所を照らすもの両方が必要となる。主照明が充分に照度を確保している場合は手元などを照らす照明を用いないこともあるが、本来は作業面を照らす照明があることが望ましい。そのためにはデスクスタンドなどの補助的な照明器具を加えていく。このように主照明とは別に補助的に用いる照明のことを「補助照明」という。補助照明は、手元を照らす以外に主照明では光が行き届かない部分を照らしたり、壁などに取り付けて必要に応じて点灯して使うなど、空間の使用状況によって変化をつけるようにすることも多い。照明は主照明1点だけではなく、ほかに補助照明を用いて空間内に複数用意するほうが室内をより美しく見せる効果がある。アンビエントで使う照明器具前に述べた照明器具の種類のうち、JIDAのインテリアデコレーション技術において、アンビエントで用いることのできる照明器具は次のとおりである。・シャンデリア(3?まで)・ペンダント (3?まで)・ブラケット (コンセント式に限る)・スタンド類・スポットライト・その他の照明器具間接照明間接照明とは、光源を隠し、壁やシェードなどに反射させることにより間接的に光を得る照明の方式であり、建築の過程においてあらかじめ建物の一部として組み込まれるものと、可動式の照明器具によるものとがあり、前者を「建築化照明」と呼ぶ。カフェやレストラン、商業施設などに用いられることが多いが、一般の住宅でもよく使われている。光の効果インテリアデコレーションを効果的に行うには照明器具は不可欠である。照明器具の配置には効果を引き出すための基本的なルールがあり、これを生かすことで空間内に光による変化を生み出せる。図:(??5?1)照明器具の種類と光の方向ブラケットテーブルスタンドシャンデリアダウンライトフットライトウォールウォッシャーシーリングライト(天井直付灯)ペンダントライトフロアスタンド

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