インテリアデコレーションエクセルシアーの基礎知識
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18インテリアで使われる用語やインテリアに関連する建築の用語は一般的に一見しただけでは意味や内容がわかりにくいものが多く使われている。ここでは、インテリア業界において使用頻度の高いごく基礎的なインテリア用語についてまとめる。インテリア全般インテリアエレメントエレメントとは英語で「要素」を意味する言葉であり、インテリアエレメントは、「インテリアに含まれる要素」を指す。具体的には、インテリアを構成するカーテンやカーペット、家具やテキスタイルなどをはじめとして、幅広く用いられる。ファブリックスファブリックスとは生活の中で使用される「繊維製品」のことで、カーテンをはじめ、布で作られたクッションカバーや、スリッパ、ベッドカバー、タペストリー(壁掛け)、テーブルクロス、ランチョンマットなどの食卓で使われるものまで含まれる。しかし、最近では繊維でない不織布で作られたものや、風合いが繊維製品に近いものまで多く含まれる。カバーリングベッドカバーや、クッションカバーなどをはじめとして本体を覆う(カバーする)目的のもの全般を総称して、「カバーリング」と呼ぶ。カバーリングの主な種類と用途は次のとおりであり、各カバーにはそれぞれ規格とされる基準のサイズがある。・ベッドカバー基本的にベッド全体を覆うものを指すが、形の種類やサイズがあり、大きくわけてフラットなものとベッドの形に合わせて立体的に作られたものの2タイプある。ベッドスプレッドともいう。サイズは、製品によって多少の違いはあるが、一般的に使われる基準サイズは以下のとおりである。・シングルサイズ  180cm×270cm・セミダブルサイズ 220cm×270cm・ダブルサイズ   240cm×270cm・クィーンサイズ  270cm×270cm・クッションカバー袋状になっているもので、ファスナーやボタンで留める。一般的な布製以外にも革製品やレースなど、色や柄、形もさまざまである。中身はヌードクッションまたは中芯(なかしん)と呼ぶ。なお、次に挙げる一般的に使用頻度の高い正方形以外に、長方形や丸、筒型、変形などもある。・30cm×30cm・40cm×40cm・45cm×45cm・60cm×60cm・マルチカバー言葉どおり多目的に使用できるカバーで、代表的な用途は、ソファーカバー、ベッドカバー、ホットカーペットカバー、こたつカバーなどがある。カバーリングという性質上、本体から滑り落ちない工夫として裏面に滑り止めが付けられているものや、家庭で洗濯しやすい素材、また染み込みや汚れを防止するための撥水(はっすい)加工が布裏に施されている製品など、機能性を重視したものもある。マルチカバーのサイズ例と用途・基本1150cm×255cmソファーのカバーまたは、シングルベットのカバーとしても使用できるが、枕をくるみ込めない大きさのため、単にベッドを覆うだけの目的で使用するのが基本。?─1インテリアの専門用語と分類

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